ソリストライフ~すてきな50代を迎えるために

日々断捨離と○活に励んでいます

「猫のお告げは樹の下で」を読んで

またまた心にヒットする本に出会いました。

こういう時、ご縁があるなあと思います。

背中を押されている感じです。

 

連作短編集で、どれも心に響く話でした。

中でも「マンナカ」「スペース」に

ぐっときました。

「真ん中」という言葉は、以前

テレビ番組「ウチ断捨離しました」で、

印象的な使われ方をしていました。

モノを減らして箪笥を壁の中央に

持ってきたとき、依頼者が

「私は真ん中に来たかったんだ・・・」

とつぶやいたのです。

断捨離が求めるのは、解放・自由。

自分が真ん中にいる人生。

「マンナカ」と聞いて、この回を思い出し

今の自分に合ってるなあと感じました。

 

「スペース」も、断捨離のキーワードです。

空間に余白を作ると、

心にも余白が生まれる。

モノを捨てながら、

余白のある部屋を見ながら、

自分の本心、やりたいことが明確になる。

もう無駄なことに時間もエネルギーも使わない。

その覚悟が決まります。

「スペース」という話の中で、

神社の宮司さんがいう言葉にはっとしました。

気合で悪いものをやっつける感じですね、と聞かれ

「やっつけるのではなく、

あくまでも祓うんです。

戦うことはありません。

新しく良いものを入れるには、

出すのが先です。

入ってくるすきまをつくらないと。」

「私たちは生きているかぎり、

他者からの邪気をキャッチしたり、

ネガティブな感情を抱えてします。

そのつど、あなたの中のスペースを

きれいにすればいいんです。」

主人公が私のスペースは狭いんです、と訴えると

「ではまず、その思い込みのブロックから捨てましょうか」

「手始めに、こうに決まっているっていうのを外すんです。

決まってるって思ってしまった時には、

上書きしてみてください。

何も決まっていない、と」

「すべては、今からです」

 

この本を読んで、無性に神社に行きたくなり

サイクリングがてらお参りしました。

そこは小さいながらも木がうっそうと茂り、

外界と隔てられた神秘的な場所です。

通勤バッグにつけるお守りを買いました。

 

潜伏期間20数年の専業主婦が専門職として、

いきなり働くわけです。

周りには大変だよ、と心配されますが

きっと楽しくなる。

そんな予感しかありません。

50を超えて、何が起こるかわからない人生を

歩むとは、思ってもいませんでした。

赤毛のアン」でいう、

曲がり角を曲がったところです。

でもアンはくじけない。

予想外の道も楽しんで進みます。

私もそんな風に毎日を楽しみたい。

ストレスすら楽しもう。

一年後、自分がどんな風に変わっているか、

とても楽しみです。