断捨離は美術館に行ってから
ムサビの美術館に行ってきました。
美術館訪問は、コロナもあったし
何年ぶりでしょうか。
展示品を見ながらふと
「断捨離は美術館に行ってから
始めるのがいい」と感じました。
断捨離ではモノを減らして
空間をクリエイトする、といいますが、
その意味が美術館に来るとわかるのです。
それも体全体で。
頭で理解するのではなく、感じるのです。
見ているうちに、断捨離しなくちゃ!という
気持ちになっていきます。
今回は我が家にあるロッキングチェアが
展示されていました。
ここではひと際目立つように置かれています。
そう、こうでなくっちゃ。
それに比べてうちの子はどうなんだろう。
できるだけ広いスペースを与えたい。
そのためにリフォームでせっかく
ライブラリーコーナーを作ったのに、
本を断捨離して本棚を処分しています。
当初よりだいぶ広くなったけど、
この椅子に対してまだ十分ではない。
もっと見直して、最終的には
ヤコブセンの絵とウェグナーの椅子だけある。
そんな空間にしたいのです。
その思いと本と。どちらが大事か。
頭で考えると、目の前のモノが
大事に思えてしまう。
でも、美術館に行くと
理屈を超えて空間の大切さが
伝わってくるのです。
自宅にこの空間を作りたい。
その情熱で余計なものを処分する。
自宅で物を1つ手に取り悩むより、
よっぽど早いし、揺るがない。
子供も大きくなって、
外出もしやすくなりました。
時々美術館や庭園散歩をして
美に対するセンサーが鈍らないようにしよう。