高級なおもちゃが捨てられない

高級なおもちゃ、といって想像つく方は

少ないと思います。

わかる方は、相当の教育マニアです（笑）。

 ニキティキや自由学園のおもちゃと

思って下さい。

私はマニア気質なので、子供のおもちゃも

一流のもの、と決めていました。

具体的には皇室御用達とか職人の手作りなど。

プラスチック、電池式、キャラクターもの

などは買わない、と決めていました。

おもちゃ１点当たり１万円が相場です。

その代わり、そのおもちゃの歴史や

デザイナーのことを勉強し、

厳選して購入します。

そうまでして子育てに全人生をかけてやってきたけれど

残念ながら子供たちは障害児、

全ては徒労に終わりました。

「子供たちがおもちゃでいっぱい遊んで、

孫もまたそれで遊ぶ。

みんなで思い出話に花が咲く。」

そんな家族像を思い描いて突っ走ってきました。

 高級なおもちゃは、私が頑張った証。

思い出がないのも、今後使わないのも

わかってる。

でも捨てられない。

でも、あれば何となく苦しい。

でも・・・

「でも」の永遠のループです。

子供が小さい頃にお母さんんが頑張った証拠品って

捨てられないんですよね。

私の実家もそうですし、断捨離番組でも、そう。

私も勉強系のものは怒りと共に捨てまくりましたが

おもちゃだけが残りました。

１０年以上悩んでは残してきたおもちゃですが、

今ちょっと心境に変化があります。

捨てられそう・・・？