ソリストライフ~すてきな50代を迎えるために

日々断捨離と○活に励んでいます

また心がザワザワしてきた・・・

3月ともなると、友人の子供の入試結果が

聞こえてきます。

私たちは受験が得意なタイプで、

皆一族そろって超難関校の卒業生。

受験の話は楽しく盛り上がると

信じていました、

子供を産むまでは。

友人の子供たちは着々と

親の跡を歩いています。

同じ学校やレベルというわけではなくても、

いわゆる受験勝者、

きっと受験勉強を家族みんなで

楽しんだことでしょう。

私も子供時代、受験は一家の祭りだと

感じていました。

食卓の壁に偏差値表が張ってあり、

それをみながらご飯を食べていました。

今思うと、変な家・・・

 

私の子供たちは発達障害

&夫の家系のクローン状態で、

私の家系にはみじんも似ていません。

クラスで言うと

真ん中よりやや下のタイプ。

このタイプは、自己肯定感が強固で

まわりと比較することがなく、

努力をしません。

なぜなら自己肯定感があるので、

自分に直すところなどないと

思っているから。

当然反省もない。

上を見れば離れすぎていて見えないので、

自分が一番上だと思い込んでいる。

ある意味とても幸せな人種なのです。

大学でいうとMARCHの人々。

 

どんな人間も環境と教育で決まる、

と信じていました。

だから夫の家系にそっくりな子であっても

私の力で文化的で教養ある子に

育てようと思い、

これまでやってきました。

でも結果は惨敗(笑)。

天然にはかないませんでした。

 

子供は二人とも小さい時から落ちこぼれ、

障害児ならではの人並みのことができず、

社会性に欠け友達もできず、

親子で独りぼっち。

将来は8050問題しか考えられない。

 

こんな事態を向けだそうと、

ソリストになって心の平安を

模索し始めたのです。

コロナ禍も加わり、

周辺の情報をシャットアウトして

周りの優秀さに気付かずいられるよう、

努力してきました。

他人と比較しないことで穏やかになれます。

だいぶ上手くなったと思うのです。

 

でも年賀状と入試結果報告は、

だめですね。

伏せていた思いが噴きだします。

かといって友人との連絡を

完全に遮断する気にはなりません。

ねたんでいるわけではなく、

純粋におめでとう、という気持ちなのです。

ただ、どうして私の子は二人産んで二人とも

夫の家系の方ばかりに似てしまったのか。

普通どちらかは母似じゃないの、

そうなればずっと

日の当たる場所にいられるのに。

そういう思いが再燃してしまう・・・

 

そうか、私は日に当たりたかったんだね。

私は小さいころから黙ってても目立ち、

称賛され、でも周りに理解者がなく

一人努力をつづけた孤高の存在でした。

それが大学に入り同類に囲まれる喜びを知り

ずっとこの世界で生きていきたいと願ってた。

子供には生まれた時から

「日の当たる環境」を、と思っていたけれど

生まれてきたのは苔類だった・・・

というところでしょうか。

「日の当たる場所」でまっすぐ育つ私と、

日に当たりたくない

苔類の子供たち、夫の両親。

努力しないのは、上を見ないのは、

そもそも太陽を求めてなかったんだね。

だからコンプレックスも持たない。

夫は太陽を求めるタイプだけど、

苔の生育場所では限界があった。

 

書いているうちに納得しました。

書く力ってすごいです。

「もやもや」はなくなってはいないけど、

整理されて「くっきり」しました。

書き始め、友人の報告で

心がザワザワしていたのに、

今は晴れやかな気分。

悩みの種そのものが

消えることはないけれど、

「もやもや」が「くっきり」になると

種に悩まなくなる、

つまり「悩み」がなくなり

ただの種になる。

これは新発見。