ソリストライフ~すてきな50代を迎えるために

日々断捨離と○活に励んでいます

「50代からは3年単位で生きなさい」を読んで

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自分が50才になり、

50という数字に敏感になりました。

本屋で偶然見かけ、手に取りました。

個人的には自分が考えていることと

似ていると思い、共感しながら読みました。

 

共感ポイントは3つあって、

1つはユングの「人生の午後」という考え方。

菊池桃子さんの著書のタイトルにもなりました。

人生の午前の課題は

「同世代の人と同じことをしていく」こと。

進学、就職、結婚など。

でも、人生の午後の課題は

「自分にとって必要なことをしていく」こと。

つまり「個性化」が課題なのだと。

ユングは、それまでその人が生きてこなかった

半面を生きることが重要だといいます。

真面目な人が恋に溺れるとか、

逆に遊んでいた人が真面目に働くとか。

こういう変化が訪れるのが「中年期」だそうです。

 

自分は障害児教育に一心不乱に取り組み、

結果が出ず、多くのものを失って、

開き直りました。

取り返しはつかないけど、これからの人生は

自分のために生きようと開き直った40代後半。

思い描いていた人生、人並みの人生を諦め

他人の目を気にせず

今日一日を何とか生き延びる。

そんな生き方にシフトしました。

人様に誇れるものはないけれど、

「個性化」という点では実現できてるのかなと

思います。

 

2つ目は「捨てるべきもの」について。

私は40才の誕生日に人生の目標を立てました。

「80才でかばん1つで老人ホームに行ける」こと。

元気で自宅で生活しているかもしれませんが、

平均的な人生を考えると、リアルな設定かと。

老人ホームに入ったら、化粧も白髪染めもできません。

荷物は最低限の着替え位でしょう。

だったら、今から減らしていかないと間に合わない。

そう思い、断捨離に本気で取り組みました。

実家にある手紙や卒業アルバム、日記も捨てました。

肌断食も続いています。

断捨離はライフワークですね。

ただ、この本に書かれている

「承認と自尊の欲求」。

これは捨てられてない(笑)。

 

著者は、「まじめな人ほど努力していれば

周りに理解されると思っているが、

それは大きな勘違い」だと指摘します。

そう、わかってるんです。

障害児を育てて、痛いほど感じてきました。

それでも、私の努力を評価されたい。

報われたい。

この気持ちは捨てきれてない、と思います。

 

3つめは「いつかやりたいと思ったことは

前倒しする」ということです。

私は大きな夢はないですが、老後やりたいことは

いくつかありました。

が、障害児は一生自立せず、私に老後はやってこない。

そして子供は努力しない、勉強しない。

だったらもう、私がやる!ということで

漢検1級の勉強を始めました。

引越しを機に今はお休みしていますが、

早く始めてよかったな、と思います。

というのは、老眼が始まって

漢字の勉強が辛くなったからです。

棒線が2本か3本か、わからない(笑)。

漢字の勉強は中高年には不向きです。

 

健康や体力のことを考慮すると、

なんとか思い通りに動けるのは

50代が最後だと思っています。

小さなことでも、思いついたら即実行。

もしくは実行の準備をする。

思考派の私が、こうなりました。

50という年齢が背中を押したのでしょう。

時間がない!と焦るのです。

 

本のタイトル通り、

3年単位の目標を立てるならば

「自転車で100キロ走れる体を作る」です。

本音を言うと5年後の目標ですが。

片道50キロだと、結構な場所に行けるのです。

日帰り旅行みたいな感覚で。

今は地図を見て、道を研究し、

脳内でサイクリングしています。

他にも、断捨離を続けて生活をもっと楽に、

そして空いた時間を自分のために使う。

自分が満たされれば

他人にも(障害児にも)優しくできる。

部屋も心もゆとりをもって、穏やかな日々を送る。

50才の今思いつく人生の目標は、こんな感じでしょうか。