ソリストライフ~すてきな50代を迎えるために

日々断捨離と○活に励んでいます

マイナー言語を学ぶということ

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朝日新聞の書評を読んで興味を持ち、

読んでみました。

ぐいぐい引き込まれ、あっという間に読み終えました。

自分の年齢もあるのでしょうが、

色々なことを考えさせられました。

まずは「言語を学ぶ」ということについて。

カタルーニャ語という、

学習言語として確立していない

マイナーな言語の第一人者になるには

数奇な運命(?)をたどっています。

若い時に「これをやるぞ!」と

志を持っていたわけではなく、

流れ流れてたどり着いた、という感じです。

 

私は外国語を学ぶには、

その国の歴史や文化を知ることが近道だと

思っています。

なぜこういう文法なのか、言い回しなのか。

その民族の考え方を知っている方が

覚えやすいからです。

特に島国育ちの日本人は

他民族の思考回路がわかりにくいです。

著者もまわりまわって

言語社会学を専門とし、

気付けばカタルーニャの歴史や文化、

文学など全般に精通する学者になりました。

この本を読むと、

著者とカタルーニャ語の関係と共に

スペイン・カタルーニャ

歴史や人々の思いまで知ることができます。

 

私は今フィンランド語を細々と独学しています。

使う当てもないし、

ゲーム感覚で遊んでいるという感じですが。

70年代の、テキストも辞書も

ネットもない時代に

マイナー言語を習得した体験を読んで

私ももっとやりたい、

という気持ちになりました。

おざなりにしていた文法に

本腰入れて取り組みます。

テキストの文章は丸暗記したので、

文法を真剣にやると、

腑に落ちることがいっぱい。

テキストを繰り返し読むことが、

楽しいです。

ただ、文法をやってると

睡魔に襲われますが・・・

 

マイナー言語を学ぶと、

いかに英語がシンプルかがわかります。

いや英語、素直でかわいいよ。

マイナーにはマイナーになる理由がある。

文法が複雑だったり、発音が難しかったり。

英語はかわいいです・・・