ソリストライフ~すてきな50代を迎えるために

日々断捨離と○活に励んでいます

「人生はどこでもドア」

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稲垣えみ子さんのエッセイです。

以前から好きな方でしたが、

ソリストになると決めてからの

自分の思考や行動とシンクロすることが多く、

人生のちょっと先輩としても好きになりました。

 

読んだきっかけは、

ある人の「洋服の断捨離」コラムで

紹介されていたことです。

稲垣さんがリヨンで生活をしたとき、

フランス人は「洋服10着」どころか

制服かと思うくらい

皆さんいつも同じ格好をされていたそう。

でも、とても格好いいらしい。

要するに「一番似合うもの」しか着ていないのです。

それに比べ自分(つまり日本人)は

たくさん服を持っていることが

かっこいい、と思っている。

だから二番目に似合う服、三番目に似合う服を

着てしまう・・・

 

このエピソードも面白いのですが、

コミュニケーションの仕方や文化の共通点など、

稲垣さんならではの視点と文筆力で

楽しく読めます。

民泊最後の日に一生懸命掃除をする話は

私も同じタイプなので、嬉しくなりました。

こういう人って少数派なのでしょうか。

昔、友人と旅行に行くと変人扱いされました。

 

この本も、断捨離スピリットにあふれていました。

そもそも言葉もできないのにリヨンで一人生活を決意すること。

これが「発想の転換」だったと言います。

 

「ちゃんと準備しよう」などと考えるから

いつまでたっても旅立てないのだ、

行ってしまえばいいんじゃないの?

行ってしまえば何とかなる精神で。

 

この、即行動スピリット。

考えすぎてグルグルする私に足りないもの。

行動すれば見えてくる。この断捨離精神。

自分ではなかなかできませんが、

他人が実行したものを読んで体感するのは

実に楽しかった。

読み終わると、元気が出ます。