失われた２０年で得たもの

今も胃が痛いのですが、

これは子供がトラブルを起こしたのとは

違う原因です。

自分が会社の同期の動向を知り、

スタートラインが同じだった人と

大きな大きな差がついていると自覚して

愕然としたからです。

その間私は一体何をしていたのか。

人に話せるほどの何かを成し得たのか。

輝いている人生を送っているのか。

答えは自分が痛いほどわかっています。

もし私が仕事ができる人だったとして、

今の子供を育てていたら、

子育ては外注して自分は仕事に集中したでしょう。

呼び出しがあってもハイハイといって終わり。

だって忙しいんだもの。

自分の能力をこんな事に使うのは馬鹿らしい。

そうすると、介護の悩みがなくなります。

しょうがないよね〜、で解決。

でも現実は。

仕事をしていない。

親として輝いていない。

趣味とか充実していない。

人に堂々と言えるような生活をしていない。

ああ、書いててかわいそうになる（笑

かと言って実は落ち込んでるわけでもなく。

この世に1人でも生きていけるメンタルはある。

1人の時間が楽しい。

コロナ禍でわかったことは、

都会や流行がなくても

生活に全く影響がない、ということ。

都心に行かなくなり２年は経ちますが、

全く問題ない。

デパートのクレジットカードは

停止されてしまいました（笑

ま、断捨離ってことで。

子供の頃と違って、大人の人生は

騙し騙しその日をやり過ごす。

この繰り返しなのかな、と思います。

自分の決断以外の不確定要素が多すぎて、

思った通りにいかないのが当たり前。

それでも生活していかねばならない。

ストレスで体調不良になって動けなくなると

本当にキツイですから。

100点を目指すのではなく、50点でもOKの

生き方にシフトする。

人生の後半は、こんな生き方でいいのかな。

この２０年で得たもの。

多くのものを失い、

それでも今の私に残っているもの。

新たに習得したものはないけれど、

自分の中にあった核を

見つけ出した、という感じです。

断捨離は引き算というけれど、

私はずっと人生の引き算をしてきたのかも

しれません。

モノの引き算をすることで、

可視化できたんですね。

やっと元気になったし、体を鍛えよう。

７０才でも自転車に乗ってる

おばあちゃんになるぞ。