ミムラ姉さん!
ムーミンは20年くらい前に小説を全部読みましたが
ちっとも内容が理解できませんでした。
絵もかわいいとは思わず、興味がありませんでした。
が、2年前でしょうか、偶然テレビで最新のアニメを見て
まず娘がはまりました。
私も障害児を育てているうちに
自分が「普通でない」側の目線で考え、
ムーミン谷の住人に親近感を覚えるようになりました。
ムーミンの世界や作者のことを語りだすと哲学的な話になるので(笑)
キャラだけの話にしたいと思います。
私が大好きなのは「ミムラ姉さん」。
私が惚れ込んだ理由は、「ムーミン谷の夏まつり」にあります。
聞き分けのない子を育て、年中怒鳴っているお母さんなら
きっと共感するでしょう。
みつからないリトルミイを探して
「ミイ子!帰ってこないとあんたの髪の毛をひっぱるわよ!」
とどなっています。
ムーミンパパが、大声を出したらあの子は出てこないよ、とやんわり言うと
「わたしは自分の気が済むようにどなってるだけよ」
と答えるのです。
別の場面で、泣き止まない小さい子たちの世話に困っている
スナフキンとミイの会話です。
ミイ「私の姉さんみたいにするのがいいわ。
泣き止まないとたたきちゃうぞって言うのよ。
そのあとで謝ってキャンディーをやるの。」
スナ「そうすりゃ、ききめがあるかい。」
ミイ「ないわ。」
この一生懸命なミムラねえさん、障害児をなんとかしようと
必死で育てていた自分に重なるのです。
ミムラねえさんのグッズはあまりなく、
見つけるのが大変だからこそマニア魂に火がつく(笑)。
そんなところも、魅力の一つです。